2016年11月3日 6:00 am

食物繊維には、違った特徴を持つ2つの食物繊維が存在します。

「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」です。

水溶性食物繊維は水に溶けやすく、溶けると粘りが出て、保水性が高いことが特徴として知られています。

胃の中で水分を吸収し、ゲル状になって満腹感も感じさせてくれるのに加え、糖分やコレステロールの吸収を抑える働きをしてくれます。

また、腸内で善玉菌を増やす働きがあり、腸内環境を整えます。

不溶性食物繊維は水に溶けにくく、保水性が高いのが特徴で、有害物質を体外へ排出する働きがあります。

また、胃の中で水分を吸収して数倍から数十倍に膨らむので、便の量も多くなるという性質があり、便通の改善にも役立つでしょう。

気を付けなければならないのは、この2つをバランスよく摂取するということです。

どちらも体に良い働きをしてくれますが、どちらか一方だけを過剰摂取したりすると、便秘の悪化など思わぬ悪影響を及ぼす場合があります。

それぞれ違った特徴を持つ食物繊維をバランスよく摂取することで、ダイエットや健康維持への効果が期待できるようになるのです。

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