アンチエイジングのキーはホルモンにあった!
第一、第二の敵とご紹介して、ラスト、老化の第三の敵は「ホルモン分泌の変化」です。
ホルモンというと、女性ホルモン、男性ホルモン、成長ホルモンなどが思い浮かびますが、そもそもホルモンとは何でしょうか。
ホルモンは、私たちの体の働きを調整する化学物質です。
化学物質というと難しく感じますが、脳の司令を体に届けるメッセンジャーのような役割をしています。暑いとき、寒いとき、ストレスを受けたときなど、体の中・外から起こる変化に対して、体の調子を一定に保つように働いてくれています。
ホルモンは脳や甲状腺、副腎などからつくられます。ホルモンの種類は100以上と言われており、血圧を調整する、血液の糖やミネラル量を調整する、体脂肪を一定に保つなどなど、それぞれ別々の役割をもっています。それぞれが必要な時に必要な量だけ、必要な場所に分泌されており、他の場所には機能しないのがホルモンの面白いところです。 たとえば、更年期障害は卵巣から女性ホルモンの分泌が少なくなることで、めまいやほてりなど様々な症状が起こるものです。また、糖尿病は膵臓から出るインスリンというホルモンの働きが足りないために血糖値が高くなってしまう病気です。 ホルモンの分泌は多すぎても少なすぎても体に影響を及ぼします。ホルモンは脳の司令によって分泌するため、ストレスや疲れが大きく影響することもあります。
■ホルモンの大敵はストレス
すべてのホルモンが必要に合わせて分泌され、体内でしっかり働いてくれる=健康な身体ということはイメージできますね。そんなホルモンの大敵はストレス! 精神的なストレスを受けると、体は副腎皮質からストレスホルモン(コルチゾール)を分泌します。これはストレスから体を守るための防衛策なのですが、ほかの部分で悪影響を及ぼしてしまうことが厄介なのです。 若さを保ち免疫力を維持するホルモン「DHEA」、男性ホルモン「テストステロン」、睡眠を司る「メラトニン」「セロトニン」といった、健康を維持するための大事なホルモンの分泌を減少させてしまうのです。
■アンチエイジングには「DHEA」!
老化を防ぐ上でとくに気にしたいのは若返りホルモンとも言われる「DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)」です。DHEAが体内で不足すると、
・階段や坂道がきつく感じる→筋力の低下 ・風邪をひきやすくなる、治りにくい→免疫力の低下 ・仕事や家事などがおっくうに感じる→意欲の低下
といったことが起こります。 どうでしょう、思い当たる事はありませんか(^-^) ストレスがDHEAの分泌を減らしてしまうのには理由があります。 ストレスを感じると、体はコレステロールを原料としてストレスホルモンを作ります。これはストレスに対抗するための体の防衛策なのですが、DHEAの原料もコレステロールなので、ストレスが続くと原料不足になってしまい、結果DHEAの分泌を減少させてまうのです。DHEAはガンの抑制や骨粗しょう症の予防にも機能していますので、生活習慣を見直してストレスを和らげることが大切です。
<若返りホルモンDHEAを維持するための習慣>
1 しっかりと睡眠をとる
2 就寝前に糖質やアルコールを過度にとらない
3 軽い運動を習慣にする
4 血液中のDHEAレベルを維持する
老化を進める三つの敵「酸化」「糖化」「ホルモン分泌の変化」、どれも毎日の生活習慣の見直しで防ぐことができます。 これらをしっかり防いでいつまでも若々しい体でいたいですね♪
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