2016年12月17日 6:00 am

経絡は、体内の気と血液を循環させる道で内臓と体の表面を結んだ全身に存在する道のことを示す概念です。
今回は経絡についてお伝えします。

まず、経絡には全部の内臓が互いに繋がって循環している『正経十二経脈』と呼ばれる12本と、胸骨の中心を通る『任脈』と脊椎の中心を通る『督脈』を合わせた14本が全身に存在しています。
そして、経絡の中を気血と呼ばれるものが流れていて、良好な循環に努めることで、血行の促進や免疫機能の改善が期待できるのです。
しかし、経絡は気血以外にも、体に悪影響を与える邪気である『外邪』も循環させてしまいます。外邪を経絡から体内に運んでしまうと、内臓に悪影響を与えてしまうのです。
これらは目で確認することはできませんが、数千年の歴史を持つ東洋医学によって概念が定義されています。

全身のバランスを整えて、病気を防ぐことが重要視される東洋医学において、経絡は欠かせません。
経絡を活用することで不調を改善するだけでなく、健康も維持できるようになるのです。
経絡を通して体の調子を整えて、健康な体を目指しましょう。

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