2016年12月3日 6:00 am

マラソン大会の際に、給水所で毎回2〜3杯の水を給水していた人がゴールするなり倒れましたが、これは水中毒と言うものです。

アメリカで水飲み大会に参加した女性が、7リットルもの水を飲んで帰宅後に死亡しましたが、これも水中毒です。

このように、1度に水をがぶ飲みすると水中毒になる危険性があります。

腎臓の水の処理能力は、一般成人で1分間に16mLと考えられています。
これ以上の水を短時間に飲むと水分過剰となり、細胞が膨張して低ナトリウム血症となり水中毒と言う状態になりますので、最悪の場合は死に至ることもあります。

ですので、水分補給は1日数回に分けて食後に摂取すると良いでしょう。
よく動く人でも1日の水分摂取量の目安は2Lくらいと考えられています。

軽いジョギングなら1時間に400ccほどの水分補給でOKです。
これをできれば15分おきに100ccなどと分けて、こまめに飲むことができれば理想的です。

水分補給と言われると、不足することばかりを考えてしまいがちですが、1度に水をがぶ飲みすると水中毒になる危険性があります。
昔のことわざ通り「過ぎたるは猶及ばざるが如し」ですので「少しずつこまめに」が上手な水分補給です。

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