2016年8月25日 6:00 am

熱中症にもいくつかの種類があることをご存じでしょうか。

熱中症は暑い環境で起こる健康障害の総称のようなものなので、いくつかに分けることができます。

今回は熱中症の4つの種類とその主な症状を紹介します。

まずは熱痙攣です。

これは水だけを補給していた時に、血液中の塩分濃度が下がり、痙攣・手足がつるなどの症状が出ます。

これは生理食塩水(0.9%の食塩水)を補給することによって回復します。

次は熱失神です。

血管が拡張し、血圧が低下することによって脳血流が減少し、発症します。

脈は速くて弱く、めまいや顔面蒼白、一時的な失神などの症状がみられます。

3つ目は熱疲労です。

水分不足による脱水により発症します。

全身のだるさや嘔吐、頭痛などが主な症状です。

熱失神や熱疲労の場合は涼しい場所で足を高くして寝かせ、衣服を緩め水分を十分に補給させましょう。

最後は熱射病です。

体温が上昇することによって中枢機能が異常をきたし意識障害を起こしたりして、4つの中で最も危険で、場合によっては死に至ることもあります。

熱射病が疑われるときは救急車を呼び、わきの下や首筋など大きな血管をを冷やしましょう。

4つの熱中症の症状を理解し、適切な対応を取るようにしましょう。

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