2016年11月27日 6:00 am

肥満遺伝子という言葉をご存知でしょうか。
ダイエット中の人には恐ろしい言葉ですよね。
しかし遺伝子とは言っても、親が肥満なら子供も肥満になるという意味ではありません。
これは、肥満を引き起こす成分を指しています。

BMAL1というタンパク質がいわゆる肥満遺伝子で、学術的には時計遺伝子と呼ばれ、体内の生活リズムを整える役割をしています。

その役割の1つとして、脂肪を体内に積極的に溜め込み、同時に脂肪の分解を抑える働きがあります。

これは、食糧の確保が難しかった太古の時代にはエネルギー蓄積のために不可欠な働きでしたが、現代ではBMAL1の働きを知らないまま食事をすると余計な脂肪が溜まってしまいます。

BMAL1の分泌量は日中は少なく、夜10時ごろに増加しはじめ、午前2時〜4時にピークを迎えることがわかっています。

夜中に食べると太るのはBMAL1が強く働く時間帯だからであり、その後午前6時ごろまで分泌し続けます。

ダイエット中の人は特に、BMAL1分泌中の食事は肥満につながりやすいということを覚えておく必要があります。

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